子育てをしていると不安を感じたり、心配したり、悩むこともありますよね。
赤ちゃんのころは赤ちゃんの悩みがあり、幼児のころは幼児の悩み、小学生になると小学生の悩みが出てきます。
その時々で、悩みの内容や形は変わりながらも、子どもの成長と共に新しい悩みがやってきます。
子どものことで不安になったり、悩むことは悪いことではなくて本当は大切なことかもしれません。
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理想のお母さんを目指していませんか?
あなたのお母さんのイメージはどんなお母さんでしょうか?
いつも笑顔で優しい、掃除がきちんとされて家の中がいつも片付いている、毎日おいしい手料理を作ってお菓子も手作りしてくれる、そんな理想のお母さんのイメージを持っていませんか?
また、自分の母親の影響も大きいです。
お母さんはこうあるべき、こうしないといけないと思っていると、理想通りに出来ない自分を責めてしまうことが多いです。
子どもがいて必死に子育てをしていたら、そんな理想どおりのお母さんでいるなんてほとんど無理ですよね。
子どもや子育てに関しても同じことが言えると思います。
思った通りに子どもは動いてくれませんし、理想の子育てとはほど遠いかもしれません。でも、それでいいのだと自分にオッケーを出してほしいと思います。
親も違えば子どもも違います。全く同じ子育てなんて存在しません。
子育てに悩まないことが自信があることではありません
「子育てに悩んでいること」は「自信がないこと」と同じだと思ってはいませんか?
子育てに悩んでいるということは、それだけ子どもと真剣に向き合っているということです。
一生懸命子育てをしているからこそ、不安に思ったり、心配になったり、悩んだりするのです。
実は子育てに悩んでいるお母さんは、問題意識が高く、勉強熱心で学ぼうとする意欲のあるお母さんが多いのです。
「何とか解決したい!」「改善していきたい!」という思いを強く持っているのです。
初めから完璧なお母さんなんていません。どれだけ経験を積んでも完璧なお母さんは存在しません。
悩みながらも一生懸命考え、かわいい我が子のためにその時その時に最善だと思える道を選んでいるのです。
1年前、3年前、5年前の自分を思い出してみてください。以前は出来なかったことが出来るようになっていますよね。お母さんとして成長している自分自身を感じることが出来ると思います。
きっとこれから子どもと一緒に成長し続けていくでしょう。
子どもに失敗する姿を見せましょう
子どもをしっかり育てるためにと、お母さんがいつも正しい姿を見せる必要はありません。
それよりも失敗する姿をたくさん見せてあげてください。
自分の失敗を許せない人は人の失敗も許せません。自分の失敗を受け入れられる人は人の失敗も受け入れられます。
親だって失敗するし、失敗しても何とかなるから大丈夫だと子どもに身を持って見せていきましょう。親の失敗する姿をみて子どもは安心します。
失敗するからこそ学べることがあります。失敗したことを次に生かせばいいですよね。
お母さんの失敗とそのあとの反応を見て子どもは学んでいます。
親が失敗しても諦めずにまた挑戦する姿を見ていた子どもは、きっと失敗を必要以上に恐れなくなると思います。
自信がなくても大丈夫です。失敗しても大丈夫です。
それに、「私の子育ては大丈夫かな?これでいいのかな?」と思って振り返るからこそ、子どもの想いや変化を感じとることが出来て、子どもの心に寄り添うことが出来ると思います。
そう思うと肩の力をぬいて子育てを楽しめるのではないでしょうか?
子どもの生きる力を信じましょう
子どもの幸せを願うあまり、子どもの人生をコントロールしてしまうことがあります。
ですが、子どもの人生は子どものものです。親の価値観や親の願いなどを押し付けないようにしたいですね。
子どもが自分で考えて決めて自分の道を選んでいきます。子どもはちゃんと自分の人生を生きていく力があります。必要以上に親が干渉しない方がいいのです。
嬉しい時もあれば悲しいこともあるでしょう。楽しい時も苦しい時も経験して、つまずきながら子どもは成長していきます。
子どもの課題は親の課題ではありません。親が出来ることは子どもを信じて見守ることだけです。
親は子どもの前を歩くのではなく、小さい頃は横に並び一緒に進みますが、だんだん後ろへと下がっていきます。
後ろから子どもの背中を見守り、助けを求めてきたときや困ったときに全力でサポートするサポート役に徹しましょう。
子どもにとってお母さんは特別です
子どもにとって自分のお母さんは特別な存在です。お母さんのことが大好きです。
ほめられて一番嬉しいのもお母さんですし、叱られて悲しいのもお母さんです。
お母さんが笑顔で幸せでいると子どもも幸せなのです。
もしも、子育てに自信がなくても、子どもにイライラをぶつけてしまっても、どんなお母さんでも子どもはお母さんを信じています。お母さんは子どもに愛されています。
子どもから100%の信頼と愛情を受けている自分自身に、もっともっと自信を持ってください。
子どもも親も一人一人違うのですから、子育てに正解はありません。答えは一つではなく、たくさんあるのが子育てです。
その時、その状況に応じて迷いながらも一番ベストだと思える方法を選ぶしかありません。
もし後で違う方法があったかもしれないと思っても、乗り越えて成長した後だからそう思えるのです。
その時は精一杯頑張ったのです。後悔するよりもよく頑張ったよねと自分自身を認めてあげてください。
子育てに自信が持てなくていいのです。
子育ての自信を求めるのではなく、子どもに対して「愛情」を持っているという自信さえあればいいと思います。