会話は親子の大切なコミュニケーションの1つです。
子どもは「聞いて、聞いて」といろんな話をしてくれますね。
自分の話を聞いてほしい!自分の気持ちを分かってほしい!と
子どもは思っています。
子どもの話を聞くときに、どうすれば「自分の気持ちを分かってくれた」「自分の思いを受け止めてもらった」と思うのでしょうか?
Contents
まずは子どもの話をよく聞きましょう
話を聞いてもらえると大人でも嬉しいですね。子どもも同じです。
ですから子どもが話してきたら、まずは話を聞いてあげてください。
今日あったことの話もあれば、嬉しい気持ち、楽しい気持ち、嫌な気持ち、悔しい気持ちなどを話してくれることもあると思います。
子どもの気持ちをそのまま受けて止めることが、子どもの気持ちに共感することです。
話の順序がおかしかったり、言葉が足りないことがあってよく分からなくても
何が言いたいのかな?どんな気持ちなのかな?と思いながら子どもの話に耳を傾けてください。
子どもは自分の気持ちを聞いてほしいと思って一生懸命話をしています。
話すことで自分の気持ちを落ち着かせたり、整理することが出来ます。
どんな気持ちや感情も全て受けとめてもらえることは、親への信頼へと繋がっています。
気持ちを受けとめてもらうと自己肯定感が育ちます
子どもは自分の話を聞いてもらって、気持ちを受けとめてもらうことで
「自分の気持ちを分かってくれた」
「自分を大切にしてもらった」
と思って、子どもの心の土台となる【自己肯定感】が育ち、良い親子関係も築いていけます。
子どもの話を聞いて、気持ちに寄り添うことで、あなたは大切な存在なんだよと伝えることが出来るのです。
また、親が子どもの気持ちを受けとめて寄り添い共感すると、子どもも他の人の気持ちに共感するようになります。
つまり、子どもの思いやりも育てていけるのです。
楽しい、嬉しいといったプラスの感情も、怒りや悲しみといったマイナスの感情もどちらも両方受けとめてもらい
その感情の幅が大きいほど、人の気持ちを思いやることが出来るようになるでしょう。
子どもがこれからたくさんの人と関わりながら、自分の人生を生きていくときに、思いやりを持っていることでより豊かな人生になると思います。
言葉が出てこなくても共感を伝えられます
では、共感するにはどうするのかお伝えしたいと思います。
なんだか難しそう、なんて言ったらいいの?と思うかもしれませんが
大丈夫ですから、安心してくださいね。
まずは「あいづち」をうつことです。
子どもが話をしたら、「うんうん」「そうだね」などのあいづちをうってみて下さい。
経験があるかもしれませんが、無反応の人と話すよりも、あいづちをうってくれる人と話すほうがとても話しやすいです。
あいづちをうって、うなずきながらたくさん話を聞きたいですね。
他にも頭をなぜる、手を握る、背中をさする、抱きしめるというような「スキンシップ」によっても子どもに共感することができます。
子どものタイミングに合わせましょう
子どもの話すスピードはゆっくりです。子どもの時間は大人と違ってゆっくり流れています。
ですが、お母さんはやることがたくさんあって忙しいです。忙しいお母さんはついつい子どもの話を先回りして話してしまうことがあります。
今話そうとしているのに次々と質問をされたら話しにくいですし、もういいやと話そうとしていた気持ちを失ってしまうかもしれません。
親のタイミングではなくて、子どものタイミングで話せるように、子どもの言葉を待ってあげてください。
話をするのは子どもです。お母さんが話を広げる必要はありません。
大人は答えをすぐに聞きたいし答えを出したいですが、少し我慢をして結論を急がずに、子どものペースに合わせてみてください。
子どもの話を聞いて子どもの言葉を繰り返します
子どもの気持ちに共感するには
子「おいしい〜!」
母「おいしいね!」
というように、子どもの言葉を繰り返すのがおすすめです。
子どもの言葉を繰り返すと、子どもは自分の言ったことを
「わかってくれた」「聞いてくれた」「共感してくれた」と思います。
子どもの話を聞いていると「なぜ?」「どうして?」と聞きたくなることがあると思います。
そんな時も、まずは先に言葉を繰り返してから質問してください。親が言いたいことは全て後回しにして、子どもに共感することを優先しましょう。
またアドバイスをする時も、まずは子どもの言葉を繰り返すほうが、子どもは自分の気持ちを分かってくれたと思うのでアドバイスを受け取りやすくなります。
「共感すること」が良い親子関係を築きます
親は子どもの気持ちを分かったと思っても、もしかしたら子どもは自分の気持ちを分かってくれないと思ってしまったり、
子どもにアドバイスをしたつもりが、子どもは自分自身を受け入れてもらえなかったと思ってしまうなんてことにならないようにしたいですよね。
ちょっとした思い違いの積み重ねが親子の信頼関係を壊してしまわないように、親が共感していることが子どもにも分かるように伝えることが大切ですね。
親子でも感じることや考えることはそれぞれ違います。
だからこそ、相手が分かるようにちゃんと口に出して伝えることが大事ですね。
あいづちをうつ。うなずく。
子どもの話すペースに合わせる。
子どもの言葉を繰り返す。
子どもの話を聞くときには、この3つのポイントを意識して、子どもの気持ちにより添いながら、子どもにも共感していることを伝えたいですね。
思ったことや感じたことを話して共感してもらえると、子どもは安心して話をすることが出来ます。
きっといろんなことを話してくれるようになって、親子のコミュニケーションも増えると思います。
コミュニケーションが増えることでより良い親子関係が築いていけると思います。
子どもの心に共感すると大切な子どもへの愛情を伝えることが出来ます。