子育てコラム

意味が分からない行動をする男の子を伸ばすのはママ次第です

男の子のママはみんな息子に「なんでそんなことをするの?」「意味が分からない」「理解できない」驚くことやため息が出ることもよくあると思います。

私も息子を育てながら、男の子と女の子は持って生まれた性質がこんなにも違うのかと驚きました。

女性であるママからしたら男の子は、本当に謎の宇宙人みたいであると同時に素直でとっても可愛い存在ですね。

そんな男の子の良さを精一杯伸ばしていくにはどうすればいいのでしょうか?

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男の子と女の子は脳の発達の順序が異なります

男の子と女の子では脳の発達の順序が違います。

女の子は幼い頃からおしゃべりが上手だったり、人の話をしっかり聞けたり、文字の読み書きを覚えるのが早いので、しっかりしているように見えます。

これは、言語や細かい手先の能力をつかさどる脳の場所は、男の子よりも女の子のほうが早く発達するからです。

ですから、「こんにちは」「ありがとう」といった挨拶を女の子ははっきり言えますが、男の子は口ごもってしまうのです。

また思っていることを言葉で表現することも難しいのです。

その代わりに、男の子は標的認識や空間記憶をつかさどる脳の場所が、女の子よりも早く発達します。

そのために、男の子は電車や車などの乗り物を見るのが好きだったり、虫や生き物をじーっと観察するのが好きだったりするのです。

このような脳の発達の違いは、男女の違いだけではなく個人によっても違います。

歌が好きな子、運動が得意な子、本を読むのが好きな子、というように好きなものや得意なことが違うのも脳の発達の違いと言われています。

発達の遅い早いはあっても、成長とともにちゃんと追いついてくるのですから、人と比べて焦ったり、無理矢理させようとしないように気をつけたいですね。

よくある男の子の行動

・動きが激しい、登るのが好き、寒い時期でも汗をかいている

・見えない敵といつでもどこでも戦っている、効果音もバッチリ

・棒が大好き、家に拾ってきた棒状のものがたくさんある

・おしり、うんち、ちんちんなどの言葉が大好き

・好きなことに凄い集中して、声が届かない、話を聞いてない

・自分なりのこだわりが強いが他のことは気にしない

もちろん個人差はあると思いますが、「そうそう!一緒!」と思った方も多いのではないでしょうか?

「この先は危ないよ」と言われたら、女の子は危ないから行かないでおこうと思いますが、どれくらい危ないのか見に行こうとするのが男の子です。

男の子への接し方の4つのポイント

①男の子はこういうものと受け入れる

まず大切なのは、男の子は理解の出来ないもの、訳の分からないことをするもの、これが当たり前と思ってしまいましょう。

あなたのお子さんだけではありません。どこの男の子も多少の違いはあってもだいたい同じようなものなのです。

なぜ?どうして?と思うとイライラしてしまいますが、男の子はそういうものと思うほうが受け入れやすくなります。

②やりたいことをやらせる

男の子のやるかやらないかの行動基準は1つです。「やりたいかやりたくないか」です。

人に言われてしょうがなく嫌々やる時と自分がやりたくて好きなようにやる時は取り組みが全然違います。

男の子に自分で納得できるように好きなようにやらせて、小さな成功体験を積み重ねて行きたいですね。

もしも、うまく行かなくても努力したことに目を向けて頑張りを認めて、失敗を経験として次に生かせるように導きたいですね。

③大げさにほめる

男の子はママが大好きです。大好きなママに褒められたらとっても嬉しいのでまた褒められたいと思います。

例えば、「手を洗った」「大切なものをしまった」「靴を揃えた」「宿題をした」など、またやってほしいことはぜひ、大げさに褒めてください。

小さい頃は「凄いね!」「さすがだね!」「天才!」などの言葉で大喜びしてくれますが

子どものタイプによっては、成長してくると単純にほめるだけだと、バカにされているように感じてしまう子もいるので、そういうときには

「◯◯して工夫したところが凄いね!」というように、具体的にほめたり努力したことをほめるのがおすすめです。

④わかりやすく具体的に伝える

男の子は言葉をつかさどる脳の発達が女の子より遅いので、周りくどい言い方や抽象的な言い方では何を言っているのか理解できません。

例えば「ちゃんとしなさい!」と言われても、女の子は何を言っているのか察することが出来ますが、男の子は察することも苦手です。

ちゃんとって何?と思ってしまうので言いたいことが伝わりません。

挨拶をすること、忘れ物をしないように気をつけることなど、してほしいことを具体的に簡潔に言わないと男の子には伝わらないと思ってください。

⑤プライドを傷つけない 

男性は大人でも子どもでもプライドが高いものです。

プライドというのは、自分を守ろうとする本能ともいえます。自分のことを人に認めさせたいと思っています。

その反面、男の子は女の子よりも繊細で傷つきやすい面も持っています。へこんでしまうとなぐさめるのに時間がかかることもよくあります。

男の子は、自分が劣っているのを認めるのが怖いのです。お友達などの前で叱られることはプライドが傷つく恥ずかしいことです。

ですから叱るのは2人きりのときにしましょう。人格を否定するような言葉は使わないように行動に対して注意をするようにしましょう。

男の子への手のかけ過ぎに要注意

男の子の世話をしすぎてしまってはいませんか?

男の子は女の子よりも成長がゆっくりなことも多いので、ついつい手を出してしまうことも多いと思います。

自分でやらせるより親がやってしまうほうが早いし待たなくてもいいですし、後始末がかえって大変になってしまうことも、恥ずかしい思いをすることもないですから。

ですが、何でも最初から上手に出来るわけではありません。どんなことでも何度も練習するから出来るようになっていくのです。そうして成長していくのです。

手伝いすぎることは、その成長する機会を子どもから奪ってしまっていることになるのです。それではいつまで経っても、子どもは自分で出来るようにはなりません。

何でもやってもらって自分で出来ずに困るのは子どもです!

手伝うのは出来ないところを最小限だけにして、たとえ時間がかかっても、上手に出来なくても子どもに任せるようにすることが大切ですね。

男の子のママは息子に手をかけ過ぎてしまうものです。母親にやってもらって当然ではなく、自分のことは自分でやる意識を持たせたいですね。

ママが大好きなかわいい男の子

男の子を育てていると、男性と女性はこれほど違うということに気づかされます。その違いがあることが異性に対して魅力を感じるのでしょうね。

言うことは効かないし謎な行動をするけど、単純で素直なところがかわいい男の子。

プライドが高くて、すぐ調子にのるのに傷つきやすく女性からするとやっかいなことも多いですが、ママが大好きという気持ちがストレートに伝わってきて、いつも喜ばせてくれる大切な存在だと思います。

ぜひ、たくましく優しく育ってほしいですよね。

その子らしさを伸ばすことも潰してしまうこともママの関わり方次第です。ママの視野や世界を広げてくれる男の子の子育てを楽しみたいですね。